VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「令和3年度メディア芸術海外展開事業」の一環として、スペイン・バルセロナで開催される「第27回マンガバルセロナ」(2021年10月29日~11月1日)に参加することとなり、10月29日(金)12時(日本時間)にフェスティバルとの連携特設サイトを公開致します。
本企画は、昨年に引き続き、バルセロナ在住のマンガ研究家・翻訳家であるマルク・ベルナベ氏を企画ディレクターに迎え、「Manga, Ties and Bonds」(マンガ、タイズ アンド ボンズ)を企画テーマに、特設サイト(スペイン語・英語)では第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞の羽海野チカ『3月のライオン』の特集展示を中心とした、人と人とのつながりや絆をテーマに企画ディレクターが選んだ7作品を紹介します。また、オンラインイベントとして、特設サイトで作品を紹介しているマンガ家によるトークセッション等を実施致します。
スペイン最大のマンガフェスティバル「マンガバルセロナ」(スペイン・バルセロナ)は、2年ぶりにオンサイトで開催され(会場:フィラ バルセロナ モンジュイック)、本事業ではオンラインで出展を致します。
<特集展示>
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞の羽海野チカ『3月のライオン』の特集展示。作品に関する羽海野先生のロングインタビューの他、全巻のカバーイラスト展示や、キュレーターがセレクトした作品ページなどを紹介。第1話の試し読みもお楽しみいただけます。
■『3月のライオン』羽海野チカ/白泉社
(第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)
〈作品展示〉
文化庁メディア芸術祭マンガ部門の受賞作品と審査委員会推薦作品より、人と人とのつながりや絆に関連した6作品を紹介します。
■『塀の中の美容室』小日向まるこ/原作:桜井美奈/小学館(第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)
■『ゴールデンカムイ』野田サトル/集英社(第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門ソーシャル・インパクト賞)
■『マイ・ブロークン・マリコ』平庫ワカ/KADOKAWA(第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞)
■『約束のネバーランド』出水ぽすか/原作:白井カイウ/集英社(第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作品)
■『Sunny』松本大洋/小学館(第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)
■『かくかくしかじか』東村アキコ/集英社(第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)
マンガ家によるオンライン・トークイベント。作品制作におけるクリエイティブな視点を探ります。また、マンガバルセロナの会場では、作品について語るトークセッションも予定しております。(オンラインにて生配信)
■小日向まるこ インタビュー(ライブイベント・ライブストリーミング)/日本語・スペイン語
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した『塀の中の美容室』のマンガを描かれた、小日向まるこ先生のライブインタビュー。マンガバルセロナ会場とライブでつなぎ、作品や制作過程等についてお話を伺います。
◎インタビュアー:マルク・ベルナベ(「Manga, Ties and Bonds」企画ディレクター)
視聴URL:
https://youtu.be/qmY1RJtTRjg(日本語版)
https://vimeo.com/event/1404697/daa39267c6(スペイン語版)
■『約束のネバーランド』ラウンドテーブル(ライブイベント・ライブストリーミング)/英語・スペイン語
世界的な人気を誇る『約束のネバーランド』(集英社)についてのラウンドテーブル。スペインのマンガ界で活躍するマンガ家や編集者・翻訳者らが、様々な視点から作品についてトークを繰り広げます。
◎登壇者:Annabel ESPADA(Norma Editorial社 編集者)、Oriol ESTRADA(Manga Barcelona プログラマー)、Marta SALMONS(2D concept artist,「Pechanko!」「A través del Khamsin」著者)
◎モデレーター:マルク・ベルナベ(「Manga, Ties and Bonds」企画ディレクター)
視聴URL:
https://youtu.be/_Golfc7ZKvM(英語版)
https://vimeo.com/event/1411750/f77e8e162c(スペイン語版)
■平庫ワカ インタビュー/日本語・スペイン語
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞した、近年最も印象的なマンガのひとつである『マイ・ブロークン・マリコ』の作者、平庫ワカ先生にインタビューします。
◎インタビュアー:マルク・ベルナベ(「Manga, Ties and Bonds」企画ディレクター)
視聴URL:
https://youtu.be/P9VGM1M7uY0(日本語版)
https://youtu.be/1rguuu7Uvow(スペイン語版)
マンガバルセロナは、スペイン出版流通業界団体のFICOMICが運営する、毎年バルセロナで開催されるスペイン最大のマンガフェスティバル。マンガ、アニメ、ゲーム、コスプレ、日本文化を紹介し、毎年15万人前後の参加者を集めるヨーロッパでも有数のポップカルチャーイベントである。1995年から毎年開催を続けてきた「Salon del Manga de Barcelona(サロン・デル・マンガ)」が、2019年に25回目の開催を機に「マンガバルセロナ」に改名した。毎年10月末から11月初旬に開催され、会場では、マンガに関するグッズ・書籍の販売、ライブ、さらに和装体験や囲碁・将棋・書道・華道・日本語教室、また日本屋台さながらの飲食コーナーまでが広がる。
優れたメディア芸術作品を海外へ発信するため、世界のメディア芸術関連フェスティバル・施設において、文化庁メディア芸術祭の受賞作品等の展示・上映・プレゼンテーション等を行っています。年間を通じて企画展を複数回開催し、作家や専門家を現地に派遣し、日本のメディア芸術の紹介・発信をしています。
主催:文化庁メディア芸術海外展開事業
運営:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
「メディア芸術海外展開事業」 映像事業部:長澤、田吹
e-mail: jmaf@vipo.or.jp
※お問い合せは、件名に「第27回 マンガバルセロナ」とご明記の上、メールにてお送りください。