VIPOでは、VIPOが協力を行っている「コンテンツ東京2018」(4月4日〜6日、会場:東京ビッグサイト)で、4月6日(金)に特別講演を開催いたしました。
本講演では「中国のコンテンツ配信動向~中国アニメ配信事業の最前線と未来~」と題し、スピーカーには、VIPO主催「中国ビジネス攻略セミナー」の講師であり、中国コンテンツビジネスにおける模倣対策及び知財保護の第一線で活躍中の分部悠介氏(弁護士、弁理士、IP FORWARDグループ総代表・CEO)と、中国最大手のインターネット企業テンセントの何子芸氏(テンセント アニメ・版権運営センター)をお迎えし開催いたしました。
その中で、圧倒的なスピード感で状況が刻々と変化し続けている中国マーケット事情や、日本のコンテンツ業界にとって魅力的な出口としての配信ビジネス最新情報、中国コンテンツ配信事情の「今」をご紹介され、アニメを中心とした日本コンテンツがどのように拡散PRできるのか、マネタイズできるのか、その方策までお話を伺いました。
モデレーターは、VIPO専務理事 事務局長の市井三衛が務め、講演最後のパネルディスカッションでは両氏より、日中IP取引時の注意点や中国規制問題によってビジネスに与える影響、今後の展望等についてお話を伺いました。
講演終了後も登壇者にご質問をされたい方が列を作り、大変賑わっておりました。
開催内容
【日時】 2018年4月6日(金) 15:00〜16:30
【参加費】 無料
【受講者】 504名
【会場】 東京ビッグサイト 会議棟1F レセプションホールB(東京都江東区有明3丁目11-1)
スピーカー略歴
IP FORWARDグループCEO・代表弁護士/世界二次元産業連盟日中コンテンツビジネス促進顧問
分部 悠介氏 |
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日本国弁護士(登録番号:31050)・弁理士(登録番号:19385)
東京大学在学中1999年司法試験合格、2000年同大学経済学部卒業。
同年株式会社電通入社、映画・音楽・キャラクタービジネス等のコンテンツビジネス実務に関与。
03年弁護士登録。同年、日本最大級の総合企業法務弁護士事務所の長島・大野・常松法律事務所に入所し、企業法務、知財法務全般に関与。
06年から09年まで、経済産業省模倣品対策・通商室に出向し、初代模倣対策専門官弁護士として、中国、インド、東南アジア、中近東諸国の知的財産権法制度の調査・分析、関係各国政府との協議、権利者企業からの知的財産権侵害被害に係る相談対応などを担当。
09年に渡中後、模倣品対策専門調査会社、中国律師事務所での勤務を経て、IP FORWARDグループを創設。
現在、同グループを統括すると同時に、多くの日本、欧米企業に対して、中国、知財に係る問題を中心にサポートしている。 |
テンセント アニメ・版権運営センター ゼネラルマネージャー
何 子芸氏 He Ziyi |
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テンセントアニメ・版権運営センター総責任者で、同社IPビジネス全般を統括。
中国インターネットビジネスに従事する20年間、「中国電信」、「ネットイース」、「サムソン」、「掌趣科技」、「奥飛」などの大手企業にて業務を展開。
携わったプロジェクトも多数で、関わった代表的なIPは、「大话西游」、「KOF98」、「不良人」、「镇魂街」、「街头篮球」、「刺客信条」、「初音ミク」、「艦娘2」、「十万个冷笑话2」などがある。 |