2016年8月3日(水)、映像産業振興機構(VIPO)内ホールに於いて、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO、理事長:松谷孝征、東京都中央区)主催、『福井健策弁護士コンテンツセミナー「配信プラットフォーム契約の攻略法」』を開催いたしました。
当セミナーは、コンテンツ業界の皆様の今一番知りたいことは何かという視点で、本年2月に開催された「TPP大筋合意で変わる著作権」に続く福井健策弁護士セミナーの第2弾となります。
世界基準の配信事業社に対し、グローバルな著作権に関わる契約基礎知識の落とし穴、その対策について分かりやすく説明してもらい、配信事業社に負けない契約交渉について理解を深めました。
当日はコンテンツ法務に携わる事業者を中心に69名の皆さまにご参加いただきました。講話後の質疑応答では「独禁法の実効性について」等、積極的に多くの質問が寄せられました。
受講後のアンケートでは「実践的な話が多く参考になった」「内容はとても分かりやすく、興味深いものだった」など多くのご意見をいただきました。
第1部では、コンテンツの増加に伴い巨大化するプラットフォームの基礎知識や仕組みについて詳しく解説していただきました。巨大プラットフォームの特性を学んだ後は、特徴的な契約の概要を一部の規約を例にさらに詳しく解説をしていただき理解を深めました。
そして、本セミナーの締めくくりとして、迫り来る巨大プラットフォーム対策として、「我々は何を準備すべきか」「プラットフォーム契約とどう対峙するか」について、講師よりEUの挑戦などを参考事例にあげ、いくつかの提言を披露していただき講話を終了しました。
質疑応答では「プラットフォームに対応すべき準拠法と裁判管轄について」「プラットフォーマーが契約対象とするライセンス権限の範囲について」「独禁法の実効性について」「米国の法律に準拠した事例を聞きたい」など、積極的な質疑が多数寄せられました。
【日時】2016年8 月 3 日(水) 15:00~17:00 (14:30 受付開始)
【会場】特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2F)
【参加費(税込)】 一般:10,000円/VIPO会員:7,000円
【参加人数】66名(事前申込制・先着順にて締切)
【主催】特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
【講師(敬称略)】