「カンヌ監督週間 in Tokio 2026」12月5日より開催
上映作品ラインナップ第一弾発表!
この度、VIPOと監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)主催による「カンヌ監督週間 in Tokio 2026」を、12月5日(土)からヒューマントラストシネマ渋谷にて開催いたします。
今回は「ラインナップ第一弾」として、上映作品5作品をご紹介いたします。

世界が目撃した鬼才と新鋭の競演——「カンヌ監督週間 in Tokio 2026」第1弾ラインナップ解禁
映画の「今」と「これから」を揺るがす、至高の5作品が渋谷へ!カンヌ国際映画祭の中でも、常に最も尖った視点と革新的な才能を提示し続ける「監督週間(Quinzaine des Cinéastes)」。第一弾ラインナップに名を連ねるのは、世界の映画史を更新し続ける「鬼才」たちと、鮮烈な感性でこれからの映画界を切り開く「新鋭」たちが交差する、唯一無二の5作品です。
カンヌ国際映画祭の常連であり、グランプリを2度受賞しているフランスの鬼才ブリュノ・デュモン監督の新作『レッド・ロックス』は、崖からのダイブを巡り無垢と悪意が激突する子どもギャングの抗争を、鋭利な美学で捉えた挑戦的な作品。「第77回カンヌ国際映画祭(2024年)」オープニング作品となった『セカンド・アクト』も記憶に新しいカンタン・デュピュー監督の新作『ル・ヴェルティージュ』は、レトロゲームを想起させる異質の質感で映画の常識を心地よく裏切り、本年度カンヌ監督週間のクロージングを飾りました。更にルーマニアからは、第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いたラドゥ・ジューデ監督の『ザ・ダイアリー・オブ・ア・チャンバーメイド』が到着。名作『小間使の日記』の精神を現代ルーマニアへと移植し、格差社会の歪みを鮮やかに解剖してみせています。
この鬼才たちに負けず劣らず、独自の感性で世界を穿つ新鋭たちの存在も見逃せません。音楽プロジェクト「girl in red」としても世界中を熱狂させているマリー・ウルヴェンを主演に迎え、揺れ動く青さを眩い存在感で描いたエイヴィン・ランズヴィーク監督の初長編『ロウ・エクスペクテーション』。さらにカンヌでワールドプレミアを迎え、その圧巻の映像美で観客を魅了した矢野ほなみ監督の短編『エリ』は、朝倉かすみの小説を原作に、セル画へ直にアクリル絵の具を塗り重ねる途方もない手作業で創り上げられた意欲作です。
第一弾から、独創的なビジョンと圧倒的な熱量が交差する、まだ誰も目撃したことのない挑戦作が揃いました。本特集を逃せば、二度と劇場で出逢えないかもしれない貴重な作品ばかりです。
映画の「今」と「未来」が激突する歴史的瞬間を、ぜひスクリーンで目撃してください!
「カンヌ監督週間 in Tokio 2026」ラインナップ第一弾紹介
作品紹介文執筆:矢田部吉彦
『レッド・ロックス』(英題:Red Rocks)

© Tessalit Productions, Rosa Filmes, Nightswim, Andergraun Films SL
【2026年|91分|ポルトガル、フランス、イタリア、スペイン、カタール】
出演:ケイロン・ランセル、
ケルシー・ヴェルデイユ、
ルイーズ・ポドルスキ、
モハメド・コリ
5歳にも満たない子どもたちが、赤い崖の上から次々と地中海にダイブし、公道を四輪バギーで爆走する。ジェオ少年は敵対グループの少女に恋心を抱き、ライバルとの衝突が激化する。南仏のリゾート地をまるでシュールなゴーストタウンのように描き、善悪のモラル形成も覚束ない幼児たちが自由に動き回る様を、極端なロングショットやクローズアップを駆使しながら全く独自の世界観の中で描く、デュモン監督による驚きの異色作。
『ル・ヴェルティージュ』(原題:Le Vertige)

© 2026 – CHI-FOU-MI PRODUCTIONS
【2026年|67分|フランス】
出演:アラン・シャバ、
ジョナタン・コエン、
アナイス・ドゥムースティエ、
ジャン=マリー・ヴァンラン
ある中年男性が、突然この世は「シミュレーション」であり現実ではないことに気付き、知人青年にその証拠を見せると、確かに目の前の現象がバグを起こしている…。シュール・レアリズムに接近するカンタン・デュピュー監督が、全く新しい発想とメタな視点で描く3Dアニメーション。あえて「ヘタウマ」をアート手法として採用し、アラン・シャバやジョナタン・コエンら常連俳優のデフォルメされた姿もケッサクな、トンデモな怪作。
『ザ・ダイアリー・オブ・ア・チャンバーメイド』(英題:The Diary of a Chambermaid)

【2026年|94分|フランス、ルーマニア】
出演:アナ・ドゥミトラシュク、
マリー・リヴィエール、
メラニー・ティエリー、
ヴァンサン・マケーニュ
フランスのボルドーでブルジョワ家庭の家政婦として働くルーマニア人のジャニーナは、空き時間にはアマチュア劇団による『小間使の日記』の稽古に参加している。故郷に残した愛娘を恋しく想いつつ、ジャニーナは良心と偽善の境が曖昧な世界を生きる。ルーマニアが誇る鬼才ラドゥ・ジューデ監督が、欧州内格差や現代の複雑化するモラルを、映画と映画内演劇の2重構造に落とし込みながら、過去に複数回映画化されているミルボーの原作を自由に翻案した会心作。
『ロウ・エクスペクテーション』(英題:Low Expectations)

© Maipo Film – Andreas Bjorseth
【2026年|105分|ノルウェー、デンマーク】
出演:マリー・ウルヴェン、
アンデルシュ・ダニエルセン・リー、
トーネ・モストローム、
エムブラ・バーンセン
人気ミュージシャンだった29歳のマヤは、メンタルを崩してしまい、いったん実家に戻り、母が理事長を務める学校の臨時教員の職を得る。ぼんやりと暮らす日々の中、ファンであるという生徒との交流がマヤの心を前向きにしてくれそうに思えたが…。失意からの回復の可能性を、暖かいタッチで見守るウェルメイドなヒューマンドラマ。ナチュラルな魅力を発揮する主演のマリー・ウルヴェンは「girl in red」の名で知られるノルウェーの人気ミュージシャン。
『エリ』(英題:Eri)

© 2026 MIYU Productions / Au Praxinoscope / Honami YANO
【2026年|12分|フランス、日本】
出演:モトーラ世理奈、
南琴奈
黒白模様の体を持つ乳牛のエリは、ある日牧場にやってきた茶色の乳牛サワを目にするやいなや、運命的に恋に落ちる。エリの想いは野を駆けまわり、天に舞い登り、星へと至る。この想いは、いつかあの人に届くだろうか…。アニメーション映画作家の矢野ほなみ監督による、巨大な愛が舞いながら色彩と融け合い、エモーションがうねるように躍動する短編作品。全編を通し一枚ずつ手描きで制作された、普遍にして崇高な愛の讃歌。
「カンヌ監督週間 in Tokio 2026」開催概要
| 日程 | 2026年12月5日(土)~(約2週間) |
|---|---|
| 会場 | ヒューマントラストシネマ渋谷 |
| 主催 | 監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)/特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) |
| 共催 | 東京テアトル株式会社 |
| 特別協力 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ/株式会社ティー ワイ リミテッド |
| 協力 | 一期一会/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ/金延宏明(ノブ・ピクチャーズ)/東京彼女FILMS |
▼公式HP:https://www.cannes-df-in-tokio.com/
▼公式X:https://x.com/cannes_tokio
▼公式Instagram:https://www.instagram.com/cannes_tokio/
お問い合わせ先
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
Email: cannes_tokio@vipo.or.jp





