素晴らしい映像コンテンツをつくるためには、良いシナリオと共に、そのシナリオを視覚面から的確に再現する俳優やキャラクターが必要不可欠な土台となります。
このたびNPO法人映像産業振興機構(VIPO)では、キャラクターをシナリオと同じく映像コンテンツの重要な要素と位置づけ、欧米で研究が進んでいる俳優の演技理論などを土台としてキャラクターメイキングに関する理論的分析と実証研究を行って来た東京工科大学のクリエイティブラボチームの協力を得て、「キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー(導入編)」を開催することといたしました。
このキャラクターメイキングは、デザイナー個人の才能や努力に大きく依存していた従来のキャラクターメイキングとは異なり、キャラクターの外見・性格・行動特性などの設定資料を元に、新開発のソフトウエアを使用してシミュレーションを行いつつ、細分化された手順に従いキャラクターを作りあげてゆくものです。特にキャラクターを演じることを職業とする俳優の演技との共通性に着目した本手法は、アメリカのコンピュータに関する最大の学会ACMが主催するSIGGRAPH Asiaでワークショップとして公開され、日本の教育関係者のみならず、ハリウッドの大手キャラクターアニメーションプロダクションからも大きな注目を集めました。
本セミナーでは、サンプルを紹介しながら誰にでも挑戦できるキャラクターメイキングの黄金則を明らかにするとともに、キャラクターを構成する数々の要素に基づき、キャラクターや俳優のキャスティングが的を得たものであるかどうかをプロデューサー的な観点から分析・評価するための手法を紹介します。
フジテレビの制作部、映画部を経て、アメリカMGMスタジオで「ドクトルジバゴ」のデイヴィッドリーン、「拳銃無宿」のヴィンセントフェネリー組に配属、帰国後CGスタジオ「JCGL」を創立、アメリカでメトロライトスタジオを創設、「トータルリコール」の特殊効果(アカデミー特別視覚効果賞)やコンピュータ・アニメ制作システムを開発、帰国後、慶応義塾大学SFC教授を経て、現在、東京工科大学大学院情報メディア研究科教授、学術博士(東京工業大学)。
著書に『映像コンテンツの作り方』、『シナリオライティングの黄金則』など。
名古屋工業大学卒業、工学博士(東京大学)、名古屋大学、東京工芸大学、埼玉大学工学部情報システム工学科を経て、現職。情報処理学会グラフィクスとCAD研究会主査、画像電子学会副会長、ヴィジュアルコンピューティング研究委員会委員長、日本図学会副会長、図学教育研究会委員長など歴任。情報処理学会25周年記念論文賞、日本図学会賞、NICOGRAPH奨励賞など受賞。専門分野はコンピュータグラフィックス、インタラクティブモデリング、感性情報処理などディジタルコンテンツ制作手法の研究に従事。
開催日時 | 2010年3月23日(火)15:00~17:00 |
会場 | 青山学院大学 青山キャンパス 11号館 1134教室 ・JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面の出口より徒歩約10分 ・地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩約5分 |
受講対象者 | コンテンツ業界の現場で活躍し、キャラクターメイキングのスキルおよびその分析・評価能力の向上を目指す業界人 |
受講料 | 無料 |
お申し込み | 別紙「お申込書」に必要事項をご記入の上、3 月17 日( 水) までにseminar100323@vipo.or.jp宛にEmailにてお申し込み下さい。 ◆申込書の受付後、受講案内をEmailにてお送りいたしますので、プリントアウトし、当日受付にご提示下さい。 ◆定員になり次第、受付を終了させて頂きます。 |
お問い合せ | 東京都中央区築地4-1-1東劇ビル8F NPO法人映像産業振興機構 人材育成分科会事務局 宮内 電話:03-3543-7531 FAX:03-3543-7533 Email:seminar100323@vipo.or.jp |
※内容は予告なく変更する可能性がございますが、ご了承下さい。
人材育成基盤セミナーシリーズ#3 「キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー(導入編)」 (PDF)
キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー 申込書 (エクセル)
人材育成基盤セミナーシリーズ#3 「キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー(導入編)」 開催のリリース (PDF)