VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省「令和5年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、2024年2月17日(土)~19日(月)にドイツ・ベルリンにて開催された「ベルリン国際映画祭」併設マーケット「Visitors Programme Berlinale Co-Production Market」(ビジターズプログラム)におけるプロデューサー3名の参加を支援いたしました。
古山知美(イーアヘルツ株式会社)
小出大樹(K2Pictures)
竹中香子(ハイドロブラスト)
今回で21回目を迎える「Berlinale Co-Production Market」は、国際共同製作に積極的なプロデューサー、セールスエージェント、ディストリビューター、放送関係者や投資家など約600名が集まる5日間のイベントです。参加者は、長編映画やドラマシリーズのプロジェクトをプレゼンテーションし、共同製作パートナー獲得や資金調達を目指します。期間中は、スポンサーや共同製作者とのビジネスマッチングの場を効率的に提供する「スピードマッチング」やテーマ別トークや国別のセッションなど国際共同製作へ繋げるための様々なプログラムが実施されており、「EFM(European Film Market)」「Berlinale Talents」「World Cinema Find」と並ぶ、ベルリン国際映画祭の推進する重要な施策の一つとなっています。
「Berlinale Co-Production Market」の体験版という位置づけになります。このプログラムに参加することにより、国際共同製作に関わるためのポイントとなる、マーケットでの活動内容や、国際共同制作を目指している各国のプロデューサーとのネットワーキング、各国の助成金制度や国際共同製作の最近の動向等について、包括的に体験することができます。
今年のプログラムでは、ベルリン・コプロマーケットを経てベルリン映画祭に公式招待された国際共同製作作品におけるケーススタディ、各国の助成金情報に関するプレゼンテーション、さまざまなトピックから選べるコンサルテーションやトークセッションなど、世界各国から参加した映画プロデューサーに向けて、多岐に渡る体験版プログラムが開催されました。
また、ベルリンに集まる各国の映画業界団体や個別の映画祭、映画会社、プロデューサーともネットワーキングの機会を設け、参加者それぞれが、さらに具体的な企画についてのミーティングを重ねました。今後の国際共同製作の可能性に向け、継続的な商談に繋がる出会いを生むこととなりました。
さらに今回は、在ドイツ日本国大使館主催、経済産業省・文化庁協力のもと、在ドイツ日本国大使館にて「Japan Night」が開催され、招待を受けた『PERFECT DAYS』のヴィム・ヴェンダース監督や公式出品作品の関係者、ベルリンに集まる映画関係者等を前に、3名のプロデューサーがプレゼンテーションを行いました。
今後も、「Visitors Programme Berlinale Co-Production Market」参加者の方々との情報交換を行いながらコミュニティーの輪を広げ、さまざまな活動に繋げていけるよう引き続きサポートをしていきたと思います。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部 谷元、山下
E-mail:matching@vipo.or.jp