VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「メディア芸術クリエイター育成支援事業」の一環として、「キュレーター等海外派遣プログラム」を実施しています。今年度の採択者、鹿又亘平さん(キュレーター/リサーチャー)は2022年5月より現地にて研修中で、現在は9月7日から行われる「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2022」のスタッフとしてフェスティバルの準備にも携わっています。
本プログラムでは、研修期間中に有識者2名のアドバイザーによるオンライン面談を3回予定しており、採択者の面談レポートを公開しています。順次、掲載予定ですので、下記よりご確認ください。
・初回面談レポート
https://creators.j-mediaarts.jp/reports/9525
・中間面談レポート
https://creators.j-mediaarts.jp/reports/9584
アルスエレクトロニカ(オーストリア・リンツ市)のビジョン・哲学・実践を学ぶ実地研修プログラムで、メディア芸術をサイエンス、教育、ビジネス等の領域にもまたがって思考し、既存の概念にとらわれず、新しい文化や新しい枠組みを作り出せる次世代のキュレーターや文化プロデューサーとして幅広く活躍する人材の育成を目指します。
https://creators.j-mediaarts.jp/curator-project
また、今年の「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」では、文化庁「メディア芸術海外展開事業」の一環として、今年度のメディア芸術祭受賞者の中から、下記の2作家の作品の展示およびパフォーマンスを行います。
・山内 祥太
第25回メディア芸術祭 アート部門 優秀賞『あつまるな!やまひょうと森』
https://j-mediaarts.jp/award/single/yamahyo-crossing/
※アルスエレクトロニカ・フェスティバルでは、『舞姫』を展示予定
・平瀬 ミキ
第25回メディア芸術祭 アート部門 新人賞『三千年後への投写術』
https://j-mediaarts.jp/award/single/projection-for-the-next-three-thousand-years/
メディアアートのイベントとしては世界最大級の規模を誇る、芸術・先端技術・文化の祭典です。今年度は、世界で最も歴史あるデジタルメディアのコンペティションであるアルスエレクトロニカ賞デジタルコミュニティーズ部門において、『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』(オリィ研究所)がゴールデン・ニカ賞を受賞した他、多くの日本人アーティストの作品・企画が受賞しています。
【開催期間】 9月7日(水)〜9月11日(日)
【場 所】 ヨハネス・ケプラー大学他、リンツ市内(オーストリア)
【テーマ】 “Welcome to Planet B – A different life is possible! But how?“
・フェスティバルホームページ
https://ars.electronica.art/news/en/
・アルスエレクトロニカ賞2022受賞者
https://ars.electronica.art/prix/en/winners/
1979年創設。オーストリアのリンツ市を拠点として、40年にわたり「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案し続ける、世界的なクリエイティブ機関。アート、テクノロジー、社会をつなぐ出会いの場を創造し、横断的「未来」を提案。毎年開催されるメディアアートに関する国際的なイベント「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」は、世界最大級の芸術・先端技術・文化の祭典として知られている。また、美術館・博物館としての機能を持つ「アルスエレクトロニカ・センター」を1996年から運営しているほか、制作のためのアトリエや、芸術や技術の未来を研究する「フューチャーラボ」を設置。1987年からは「プリ・アルスエレクトロニカ」を主催し、メディアアートに革新をもたらした者を表彰している。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部 長澤・大野
Tel: 03-3543-7531