VIPOは、2017年11月30日(木)、福井健策弁護士コンテンツ法律セミナー 「コンテンツ業界が知っておきたい『動画制作・ライブイベントに必須の音楽著作権の基礎知識』」を開催いたしました。
当セミナーは、コンテンツ業界の皆様の今一番知りたいことは何かという視点で、昨年より開催しております「配信プラットフォーム契約の攻略法」「AI(人工知能)著作権の攻略法」「動画制作・公開の著作権と肖像権」に続く福井健策弁護士コンテンツ法律セミナーの続編となります。
動画制作やライブイベントに不可欠な音楽ですが、その著作権の基礎知識を解りやすく解説してもらい、最新情報を共有するとともに、「議論百出」の音楽著作権をコンテンツ産業としてどう捉え対応すべきかについて学ぶ場となりました。
当日は映像コンテンツに携わる事業者を中心に70名の皆様にご参加いただきました。講話後の質疑応答では、参加者自身がビジネスの場で直面する映像内楽曲使用とその著作権について等、具体的な問題に関しての質問が多く寄せられました。
受講後のアンケートでは「疑問に思っていたことが理解できた」「理解しやすかった。第2弾も開催してほしい」など多くのご意見をいただきました。
「著作権は何に生ずるのか」という基本事項を確認しつつ、作品利用時の著作権処理について復習しました。それを踏まえ、音楽著作権ビジネスの流れを解説いただき、ビジネスの構造を理解しました。そのうえで、JASRACの役割と仕組みの基礎について具体例を挙げながら説明いただき、動画制作における音楽著作権の注意点を確認しました。またライブイベントにおける音楽著作権に関しては、演劇的に演奏する権利・グランドライツに対する著作権処理の注意点、替え歌制作についての著作権見解、また音楽教室での教材演奏利用についての著作権見解を解説いただきました。動画制作・ライブイベントの現場に立つ受講者にとって即時に有効となるセミナーでした。
【日 時】
2017年11 月 30 日(木) 15:00~17:00
【会 場】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2F)
【参加費(税込)】
VIPO会員:6,000円、一般:8,000円
【参加人数】
70名
【主 催】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
【講師(敬称略)】
福井健策 弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学藝術学部・神戸大学大学院客員教授