VIPO(ヴィーポ)がこれまで官民連携で支援をしていた監督やプロデューサーによる作品が、第77回 カンヌ国際映画祭(開催:2024年 5月14~25日)のオフィシャル部門上映に選出されました。
選出された4作品すべてが「人材育成」や「海外展開・市場開拓」の目的で、VIPOが文化庁や経済産業省より委託を受けた事業および自主事業(2018~2024年まで)で支援をしていたクリエイターによる作品です。
VIPOは日本映画の国際展開、グローバルに活躍ができるクリエイターの人材育成を継続的に実施してまいりました。これまで積み上げてきたノウハウ、海外ステークホルダーらとの関係性がようやく実を結んだ結果がカンヌの選出に繋がったのではないかと考えます。
具体的な選出作品のクリエイターの方たちと官民連携による支援事業の詳細は以下のとおりです。
監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮 ほか
プロデューサー:西ヶ谷寿一
9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテ ほか全国公開
企画・制作・配給:東京テアトル
【VIPO受託事業】
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実、金子大地、寛一郎
プロデューサー:小西啓介
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
【補助事業】
なお、本作品の監督・脚本山中瑶子氏は、2019年度 文化庁「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」製作実地研修に選出をされています。
プロデューサーの小川真司氏は、2023年度 プチョン国際ファンタスティック映画祭併設企画マーケット「NAFF It Project」に選出され、Asian Discovery Awardを受賞。
プロデューサーの鈴木徳至氏は、2021年度VIPO Film Lab国際プロデューサーコースに参加、2022年度 釜山国際映画祭併設ACFM(Asia Contents & Film Market)向けピッチトレーニング及びブース出展参加をしています(経済産業省受託事業)。さらに2023年度 ウディネ国際映画祭併設企画マーケット Focus Asiaにも選ばれました。
【本作品のクリエイターが過去に支援を受けたVIPO受託事業】
監督:山村浩二氏
【本作品のクリエイターが過去に支援を受けたVIPO受託事業】
監督:久野遥子氏
ndjc(New Directions in Japanese Cinema)は、次代を担う若手映画作家の発掘と育成を目的に、映像産業振興機構(VIPO)が文化庁から委託を受け2006年度より運営する人材育成事業です。若手映画作家を対象に、ワークショップや製作実地研修を通して作家性を磨くために必要な知識や本格的な映像技術を継承することに加え、上映活動等の作品発表の場を設けることで、今後の活動の助力となるよう支援します。
公式サイト:https://www.vipo-ndjc.jp/ 公式X:@ndjc_project
グローバルな視野を持ち国内外で活躍できるプロデューサー、監督、脚本家など
業界プロフェッショナルを育成する場、それが「VIPO Film Lab」です。
実践トレーニング、ワークショップ、オンライン講座など、目的別に様々な人材トレーニング等を準備しています。
公式サイト:https://filmlab.vipo.or.jp/
「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業費補助金(コンテンツ産業の海外展開等支援)JLOX+」は、新たな事業環境を見据え、コンテンツ産業の輸出拡大・海外展開や新市場開拓を促すことを目的としています。
公式サイト:https://jloxplus.jp/
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
Tel: 03-3543-7531