VIPOでは、2023年2月28日（火）・3月1日（水）の2日間で映画の企画を作成することに主眼を置いた講座をリアルにて開催いたしました。受講者が自分の企画をどのような作品にしたいかを提案し、講師からの講評・アドバイスによりブラッシュアップしました。
　
　講師には、脚本家の池端俊策氏を迎え、海外作品で演出家として活躍されている米倉リエナ氏から海外に視点を向けたアドバイスをいただき、少人数で開催しました。
　

　応募者多数のため書類選考により10名が受講。受講者は事前に全員の課題を読み込んで参加し、当日、講師とともにその題材を深堀して企画の魅力について考えました。
　

課題内容

（1）自身が面白いと思うオリジナルストーリー
（2）映像化にしてみたい人物（キャラクター、現存する有名人でも可）
（3）映像化にしてみたい短編小説もしくは漫画などの原作１点
　
10名の受講者は講座の中で自分の企画案を説明し、モデレーターである篠原氏から解説、池端講師と米倉講師から講評をいただきました。奈良橋陽子さんからの受講生ひとりひとりへのコメントも米倉さんから伝えていただきました。
　

　

講座終了後アンケートから受講者の声

「卓越した視点と法則を教えていただき勉強になりました。」
「アイデアを書くだけでなく、魅力を言葉で相手に伝える力が必要だと学びました。」
「具体的で分かり易いアドバイスをいただけて大変参考になりました。」
「講師陣から直接指導により気付かなかった点を深掘りできました。」
　

講師

【脚本家】池端俊策氏
1946年、広島県生まれ。明治大学卒業後、竜の子プロダクションを経て、今村昌平監督の脚本助手となる。映画『復讐するは我にあり』、『楢山節考』などの脚本に携わる。脚本家として独立後、代表作に大河ドラマ『太平記』、ほかに『イエスの方舟』、『羽田浦地図』、『聖徳太子』、『夏目漱石の妻』など。2009年に紫綬褒章を受章。2022年度文化功労者。

【アドバイザー】 米倉リエナ氏（キャスティング・ディレクター 奈良橋陽子氏主催 UPS=ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ 所属）
演出家・演技講師。海外作品出演の俳優サポートを担当。ニューヨーク大学演劇学科卒、日本人女性初のNYアクターズ・スタジオ正式メンバー。演出作品：『MOMO』、『スカベンジャーズのアスカ』、『STOP KISS』ほか。演技・英語指導：『ラストサムライ』、『SAYURI』、『バベル』、『ナイト・トーキョー・デイ』、『47RONIN』、『不屈の男 アンブロークン』、『アースクエイクバード』、『GIRI/HAJI』ほか。

【モデレーター】篠原圭氏　NHKエンタープライズ
1963年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、NHK入局。制作は、NHKスペシャル『シリーズ最強ウイルス　第１夜　ドラマ　感染爆発～パンデミック・フルー～』、NHKスペシャル終戦特集ドラマ『東京が戦場になった日』（脚本・中園健司）（モナコ赤十字賞、ニューヨークフェスティバル金賞）、プレミアムドラマ『鴨川食堂』（2015）、プレミアムよるドラマ『ママゴト』（監督・中田秀夫） 『その男、意識高い系』（作・安達奈緒子）、８Kドラマ「スパイの妻」(脚本・濱口竜介、野原位、黒沢清)（〃劇場版がベネチア映画祭銀獅子賞）ほか。

お問い合わせ先

特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）
担当：本間・木元・佐藤
Tel：03-3543-7531　E-mail：seminar@vipo.or.jp