VIPO(ヴィーポ)が受託し運営を担った文化庁令和2年度「日本映画海外展開強化事業」において、ニューヨークの映画関係者が講師を務めたオンライン研修に参加した早川千絵監督の初長編作品『PLAN 75』が、カンヌ国際映画祭カメラドールスペシャル・メンションを受賞しました。
『PLAN 75』は「ある視点」部門へ正式出品されており、5月20日(金)にワールドプレミア上映が行われました。
『PLAN 75』のプロデューサーである水野詠子さんは、2021年6月よりVIPO自主事業としてスタートした「VIPO Film Lab」国際プロデューサーコースの受講生として選出され、6月から10月にかけて開催した全10回のプログラムに参加されました。
『PLAN 75』は、超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援する制度《PLAN 75》を施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作です。
6月17日(金)より、東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー
倍賞千恵子
磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美
脚本・監督:早川千絵
脚本協力:Jason Gray
エグゼクティブ・プロデューサー:小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之 Frédéric Corvez Wilfredo C. Manalang
プロデューサー:水野詠子 Jason Gray Frédéric Corvez Maéva Savinien
©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusse
公式サイト https://happinet-phantom.com/plan75/
欧米の映画先進国において日本映画の上映を実施する他、国際的で多様なワークショップ等人材交流機会の提供によって、新たな創造活動の機会創出および促進、映画人材の増強、ひいては日本映画の魅力向上、多様性の強化を実現する事業です。
事業ページ https://www.vipo.or.jp/project/aca_cinema_project_r3/
映画の国際共同製作を推進し、国際的な感覚や知識を持ち広く世界で活躍する若手プロデューサーを育成することを目的とする「VIPO Film Lab」は、(1)国際プロデューサーコース(全10回・オンライン)と、(2)脚本コースを実施いたします。
(1)国際プロデューサーコースは、世界の映画祭やマーケットの機能、セールスエージェントや企画マーケットの役割、そして、実際の企画マーケット担当者からの実践的なレクチャーや脚本ディベロップメントなど、映画の国際共同製作・海外展開を目指していくうえで必要となる知識を包括的に学べるコースになります。国内外の経験豊富な業界エキスパートや現役で活躍するプレイヤーを講師陣に迎え、即実践で活用できる基本的な知識やテクニックを身につけることを目指します。
(2)脚本コースは、すでにお持ちの脚本をより国際的に通用する内容へとブラッシュアップを行うため、経験豊富な講師の個別指導による集中的な講義となります。本コースは、ヨーロッパの団体EAVE(European Audiovisual Entrepreneurs)とVIPOの共催事業で、参加者はイタリア・ウディネにて開催する脚本個別指導講義を受講できるほか、EAVE主催のラボTies That Bind(TTB)のASIA / EUROPE CO-PRODUCTION WORKSHOPの一部講義への参加、「ウディネ・ファーイースト映画祭」および「Focus Asia」(インダストリー部門)への参加も可能となります。
事業ページ https://www.vipo.or.jp/project/vipo_film_lab/
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部:谷元
Tel: 03-3543-7531