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2022.03.16 事業報告
「全国映画資料アーカイブサミット2022」実施報告

 VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「令和3年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」の一環として、2022年1月20日(木)にオンラインにて「全国映画資料アーカイブサミット2022」を開催いたしました。
 
 3回目の開催となる本サミットでは、従来のテーマや議論をより深化させるため、多くの事例をご紹介しました。本サミットは映画資料の保存/活用のための基本知識をテーマに、映画資料への理解を深めることを目的に実施しており、今回も多くの方にご参加いただきました。
 

開催概要

日時 2022年1月20日(木)10:30-17:45
場所 Zoomを用いたライブ配信(主会場VIPO会議室R)
参加者 226名
構成 第1部報告、第2~3部セミナー、第4部シンポジウム、第5部発表

 

プログラム

主催者挨拶(10:30~10:40)

 

第1部:報告「データベース/デジタルアーカイブの構築と活用―映画資料所在地情報検索システム(JFROL)の事例を元に―」(10:40~11:55)

 
構成・登壇者

1)JFROL構築と活用事例:コンセプトと仕組み
  事務局 佐藤友則/国書刊行会 川上貴氏

  • JFROLの開発経緯と特性、効果測定(ヒアリング結果)について(事務局 佐藤)
  • 利用者としてのJFROLの使い勝手と今後の可能性について(国書刊行会 川上氏)


 
 
2)資料整理のためのデータベース管理とJFROLへの連結
  公益財団法人川喜多記念映画文化財団 映画資料担当 和地由紀子氏

  • 川喜多記念映画文化財団の所蔵資料種と、資料管理方法の変遷
  • JFROLへのデータベース連携に至る過程、連携にあたるうえでの資料管理方法の整理

 
3)東映太秦映画村でのデジタルアーカイブ形成方法と利点
  東映株式会社 経営戦略部フェロー 山口記弘氏

  • 映画資料デジタル化の取り組みにおける、データ整理の仕様、方法、使用機材等
  • デジタル化による利便性向上の実例とJFROL掲載における活用方法

 

第2部:セミナー「映画資料をどう見せる?~リアル展示とオンライン展示」(12:50~14:00)

 
構成・登壇者
1)大学での展示 映画資料展「Moving Text-映画資料を読む-」
  静岡文化芸術大学図書館・情報センター 土屋麻子氏

  • 資料種、企画立ち上げ経緯、教員協働の企画運営体制について
  • コンセプト立案、資料選定、構成、運営、イベントの実施、来場者アンケート結果
  • 地域と映画文化の関係性を尊重した原資料(テキスト)の展示について

2)NFAJにおける展覧会とデジタル展示の運営
  国立映画アーカイブ 主任研究員 岡田秀則氏

  • 東京国立近代美術館フィルムセンター時代から現在の国立映画アーカイブまで、映画資料展示の経緯と変遷
  • 企画の広がり、資料種の探求、構成、収集と展示について
  • 著作物への配慮、国際性獲得の視点
  • 展示手法を想定した内容の考え方や方法論の探求
  • ウェブ展覧会に関する技術や方法論の発達と同時に発生する様々な壁


 
3)デジタル展示技術 IT-One Quest展示第2弾:『犬神家の一族』
  株式会社アイ・ティー・ワン 顧問 野久尾智明氏

  • 「映画『羅生門』展」におけるユーザー操作状況の最終報告や分析
  • 角川映画45周年企画における展開、「映画『羅生門』展」との技術的変更点
  • 展示画面デモ動画による、本編と撮影台本の連動比較
  • 今後の技術展開の可能性

 

第3部:セミナー「映画資料のNFT化・デジタル活用と著作権処理」(14:15~15:30)

 
講師 骨董通り法律事務所 弁護士(日本・ニューヨーク州) 福井健策氏

  1. アーカイブやDX化を念頭にした著作権、著作隣接権、肖像・パブリシティ権の考え方
  2. NFTコンテンツの基本技術と仕組み、法律面を踏まえた映画資料のNFT化の考え方、プラットフォームでの扱い
  3. NFTコンテンツ市場の今後、映画資料におけるビジネスの可能性
  4. 非許諾モデルとアーカイブの最新動向、図書館関連の2021年改正概要
  5. 許諾/非許諾モデルの活用について放送台本の実例、利用円滑化への歩み


 

第4部:シンポジウム「映画資料の収集・保存・活用 全国的な連携からできること」(15:45~17:00)

 
登壇者
モデレーター:国立映画アーカイブ 主任研究員 岡田秀則氏
パネリスト:
・東映株式会社 経営戦略部 堀口政浩氏
・崑プロ 若林和子氏
・鎌倉市川喜多映画記念館 馬場祐輔氏
・映画研究者 伊藤弘了氏

  1. 浅草中映劇場閉館時の資料分配事例において、各組織が果たした役割、重複資料の共有方法、組織間連携を踏まえた際の可能性
  2. 権利保有者による利活用の取り組み実例
  3. 受入スペースや管理に関する現状と課題、利活用例、「全国映画資料館録」の有効性

 

 

第5部:発表「映画資料にまつわる最前線の活動発表」(17:00~17:35)

 
登壇者
1)映画パンフは宇宙だ!(PATU) 今井悠也氏
2)のむみち氏(「名画座かんぺ」発行人)
3)本宮映画劇場 田村優子氏
4)シネ・ヌーヴォ 支配人 山崎紀子氏
5)岡田成生氏(イラストレーター)
6)山本アマネ氏(イラストレーター)

 

令和3年度事業説明・PR 担当:佐藤友則(VIPO)(17:35~17:45)
  1. 所在地情報調査(中国・九州地区、調布地区)
  2. 調査研究の実証展示(調布、京都)
  3. 映画資料所在地情報検索システム(JFROL)の実証実験
  4. 「全国映画資料アーカイブサミット」の開催

 

お問い合わせ先

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
令和3年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業事務局
E-mail: nonfilm.archive@vipo.or.jp

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