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2009.08.31
人材育成基盤セミナーシリーズ#2 「シナリオアナリスト養成セミナー」ご案内

ハリウッド映画の興隆を支えた重要な要素の一つに、「ストーリー分析」が挙げられます。これは1980年代よりSyd Field、Linda Seger などのメジャースタジオのストーリーアナリストを中心に開発が進められたもので、この手法によりシナリオ(screenplay)の欠陥を早期に発見し修正する仕組みを構築したことが、ハリウッド映画の国際競争力を上昇させた要因の一つとなったと言われています。
シナリオは舞台や映画に限らず、アニメーション、ゲーム、PV、テレビ番組など、ストーリー性を持つエンターテインメントコンテンツの制作には欠かせない、いわば制作指示書であり、仕様書です。シナリオの分析・評価方法については、日本のエンターテインメント業界においても各分野において経験知としての多くの蓄積がありますが、その体系化と共有知化は今後の課題と言えます。
このような流れを受け、NPO法人映像産業振興機構(VIPO)では、ストーリー分析・シナリオ分析に関する豊富な研究実績を持つ東京工科大学の協力を得て、「シナリオアナリスト養成セミナー」を開催することといたしました。
本セミナーの分析手法は、Field やSeger による映画用のストーリー分析手法をさらに一歩進め、従来は学問分野で研究が進められてきた物語の構造分析や、映像描写についての分析手法を加えた、全く新しい映像コンテンツの分析・評価手法です。その斬新なコンセプトは、国内の学会ばかりでなく、南カリフォルニア大学シネマティックアーツ学部の研究者を始め、韓国、台湾の研究者たちからも注目を集めています。
業界の最前線で活躍し、客観的視点に基づくシナリオの分析・評価能力の向上を目指す業界人の皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

主任講師: 金子 満 教授 (東京工科大学)

フジテレビの制作部、映画部を経て、アメリカMGMスタジオで「ドクトルジバゴ」のデイヴィッドリーン、「拳銃無宿」のヴィンセントフェネリー組に配属、帰国後CGスタジオ「JCGL」を創立、アメリカでメトロライトスタジオを創設、「トータルリコール」の特殊効果(アカデミー特別視覚効果賞)やコンピュータ・アニメ制作システムを開発、帰国後、慶応義塾大学SFC教授を経て、現在、東京工科大学大学院情報メディア研究科教授、学術博士(東京工業大学)。
著書に『映像コンテンツの作り方』、『シナリオライティングの黄金則』など。

日時

①10/1、②10/8、③10/15、④10/29、⑤11/5、⑥11/12(全て木曜日)
17時00分~19時00分

場所

中央区立ハイテクセンター研修室 (東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア2F
JR/東京メトロ日比谷線 八丁堀駅A3出口より徒歩3分)

受講料

一般 60,000円
VIPO会員企業・団体※ 30,000円
※NPO法人映像産業振興機構の会員企業・団体、および会員団体の加盟各社に所属する方。

お申し込み

下記アドレスよりExcelファイル「申込書」をダウンロードし、必要事項をご記入の上、koike@vipo.or.jp 宛にEmailにてお申し込み下さい。なお、定員になり次第、受付を終了させて頂きます。(締め切り:9月11日)
一般の方はこちら(Excelファイル)
会員の方はこちら(ログインページ)
※会員ページのアクセスにはログインが必要です。会員様でログインIDやパスワードがご不明の場合は、下記にお問合せ下さい。

お問合せ

東京都中央区築地4-1-1東劇ビル8F
NPO法人映像産業振興機構 人材育成分科会事務局 宮内・小池
電話:03-3543-7531 FAX:03-3543-7533 Email: koike@vipo.or.jp

ドキュメント

「シナリオアナリスト養成セミナー」ご案内(PDF)
プレスリリース(PDF)