J-LOD(令和元年度補助金) 活用事例

株式会社トヨコー

止められない大型自然災害、止めたくない工場に挑むプロテクション技術

高度成長期に造られた多くの工場のスレート屋根は、老朽化に加え近年の大型自然災害により製造に直結する大きな被害が出ており、含有アスベスト飛散による健康被害も懸念されていることから、今後これらの補修ニーズがピークを迎える。これらを解決できる唯一の工法として2006年に独自に開発したSOSEI工法は2020年までに累計100万㎡の施工実績に達し、主として自動車や電機メーカーの工場を修繕してきた。しかし、その多くは破損や漏水被害の発生後に修繕しており、極めて危険な環境下での作業の上、自然災害後に修繕時期が重なることが多い事から施工遅延により工場操業を遅らせないためには、被害発生前に計画立って修繕されることが理想である。このため、映像を用いたブランディングによりこの工法の持つ社会的意義を再定義し、工法が果たす役割を広めることでお客様に工場建屋の予防保全の意識を持って頂き、更なる需要拡大を図りたい。