株式会社テレビ熊本

先進コンテンツ技術による地域活性化促進事業 支援事例

株式会社テレビ熊本あの日を忘れないために!熊本城VR動画コンテンツ制作プロジェクト

復旧工事中のため観光客が立ち入ることができない熊本城をVRドローンで撮影。場内隣接する観光施設「桜の馬場 城彩苑」などで立ち入り禁止の熊本城を熊本県民や観光客がVR映像で体験。VRにより「安全」に「観たいところ」を自分の目で観ることができる。
これは観光施設「桜の馬場 城彩苑」の集客につながり「インバウンド促進」「防災意識向上」にもつながる。
また熊本城復興を支援している全国の「復興城主」がVRで復旧中の熊本城を体感できる。
スペインのサグラダファミリアが工事中を観光資源にしているように復旧中の熊本城のVR映像は熊本の地域の観光、産業振興につながる。完全復活まで20年以上と言われる熊本城。
VR映像を使って人々に傷ついた熊本城を記憶に留めておく。

今回のコンテンツ制作について

特に気を遣っている点

甚大な被害を受けた熊本城は工事の進行如何で日々その姿が変わる。企画の趣旨は「今の熊本城」を撮ること。撮影箇所が広範囲のため出来るだけ親しみがある熊本城の姿を選択して撮影した。

最も苦労した点

スケジュールの確定。工事進行中の熊本城は工事日程が日々変化しており工事休止のタイミングが読めない。

新たな技術や技法

ドローン「GUAV3号機」を使用。これは、GoProをドローンの上下に18台搭載しており、揺れ防止のジンバルも搭載している。これにより、360度にわたり死角がない全周解像度16Kの超高解像度映像の空撮が可能になった。

映像酔いを防止するための工夫

映像酔いし難いVRドローンを独自に開発しており、歩くような速度でゆっくり撮影することで、問題は出なかった。また映像酔いしないように「尺」を1分程度と短めにした。

没入感・リアリティ・臨場感を高めるための取り組み

視聴者に熊本県民が多いことから熊本城だけでなく熊本市内も画に入るようにした。

地域振興のための注力点

熊本県民にとってはシンボルの「熊本城」の今を伝えること。