VIPO(ヴィーポ)は、2025年5月21日(水)、福井健策弁護士法律セミナー「漫画・アニメの著作権・法務トラブル対処法講座」を開催いたしました。
福井弁護士による法律セミナーでは、エンタテインメント業界において、今知りたいテーマを毎回取り上げており、今回で19回目を迎えました。アニメ業界を中心にコンテンツ業界から総勢50名の方にご参加いただき満員御礼となりました。
漫画・アニメは日本のソフトパワーの象徴であり、いまや日本の基幹産業と呼ばれるまで期待が大きくなりました。産業規模が拡張している最中で、著作権侵害や法務上のトラブルが多くなっています。本講座では漫画・アニメに関するいくつかの課題について事例を含めて解説し、その対処法について考察しました。
主な内容
- 「原作リスペクト」と改変の問題
- 作画・美術・デザイン・アシスタントなどの権利とフリーランス法
- 音楽の二次利用(配信・海外展開)
- アニメのキャラクターや設定を使った二次創作(同人誌など)
- 海外での海賊版と著作権侵害
受講者の声
- 「具体的な事例を交えて説明・解説していただいたため、非常に分かりやすかった。」
- 「よく理解していなかった部分がクリアになり、自身の知識が大きくアップデートしました。」
- 「受講者を惹き付ける話術と丁寧な説明で、楽しく拝聴したあっという間の2時間でした。」
など、多くのご感想をいただきました。
開催概要
日時 |
2025年5月21日(水)15:00~17:00 |
会場 |
映像産業振興機構 会議室 |
参加費(税込) |
VIPO会員:5,000円、一般:7,000円 |
主催 |
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) |
講師紹介
福井健策 氏
弁護士(日本・ニューヨーク州)、日本大学藝術学部・神戸大学大学院・iUほか客員教授
1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラ シップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在骨董通り法律事務所 代表。著書に『著作権とは何か』『誰が「知」を独占するのか』(集英社新書)、『エンタテインメント法実務』(編著、弘文堂)、『ロボット、AIと法』(共著、有斐閣)ほか。文化庁、内閣府知財本部、デジタルアーカイブ学会、エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワークなど委員・理事を務める。
お問い合わせ先
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部 セミナー担当
Tel:03-3543-7531 E-mail:seminar@vipo.or.jp