J-LOD(令和2年度補助金) 活用事例

一般社団法人日本出版インフラセンター

JPO出版情報関連システム基盤強化事業(2か年計画の初年度)

[事業期間]2021年7月1日〜2022年2月28日
[事業主体]一般社団法人日本出版インフラセンター(略称JPO)
[事業概要]
本事業は、出版業界が直面している著作権法改正や読書バリアフリー法への対応、収益力強化並びに国際競争力強化に向けた新たな市場開拓の必要性等の課題解決に向け、当法人で運営している出版情報関連システムの基盤強化を行った事業である。
具体的には、
①読書バリアフリー法への出版界の対応並びに読書館環境の充実に向け、まず、『オーディオブック』の情報提供をBooks(一般向け本の検索サイト)で行い、視覚障害者のみならず、高齢者等も含めた読書機会拡充への基盤構築ができた。
②多様なコンテンツへの対応及び読者への訴求力強化に向け、元本と異なる版(電子書籍、文庫版、オンデマンド、オーディオブック等)との紐づけを強化し、その関連性をBooksで表示可能としたことにより、読者の入手の選択肢の拡大に大きく貢献できた。
③出版情報の品質向上、国際標準化、出版情報の海外への発信強化に向け、
・国内分類コード(Cコード、NDC)から国際分類基準(Thema)への自動変換機能の開発を行い、その有用性が確認されたことから、実用化に向けた基盤が構築できた。
・これまで、取次会社が作成し、書店に配布していた定期雑誌のカタログ冊子『雑誌のもくろく』をアプリ化、検索等を可能とし、書店業務の効率化に寄与、今後のヴァージョンアップでさらなる利便性向上をめざす。