文化庁の補助金を受け、独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(Japan Creator Support Fund)」では、昨年度より「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践):コンテンツ分野における産学官連携による教育機関の機能強化支援」を実施しています。本事業の一環としてカンヌ国際映画祭の若手支援セクション「Cinéma de Demain」が運営するワークショップ研修への参加支援を実施いたしました。
2026年5月16日(土)~5月20日(水)の期間中、本研修には国内外で映像制作を学ぶ3名が参加し、世界を舞台に活躍するプロフェッショナルから直接学ぶ個別セッションや作品への実践的なフィードバック、現地ブースでの広報活動などを通じ、国際的な市場を見据えたスキル習得とネットワーク形成を図る貴重な機会となりました。
カンヌ国際映画祭併設「Cinéma de Demain」ワークショップ研修参加者(敬称略)
 エハラ・ヘンリー(Henry Ehara) |
 小野遥香(Haruka Ono) |
 津川拓真(Takuma Tsugawa) |
参加ワークショップ(一部)
- How to maximize your experience in a Film Market & Short Film Festivals
([映画マーケットや業界向けイベントでの体験を最大限に活用する戦略]プライベート・セッション)
- First feature project development
([長編第一作目の開発について]プライベート・キーノート)
- Meet the Experts – Distribution Strategy
(エキスパートとの個別面談:市場を見据えた具体的な[配給・公開戦略]の構築)
- Truth or Dare – Feedbacks
([真実か、それとも挑戦か]第一線のプロによる批評と検証 作品フィードバック)
- Would You Buy This? – live feedback with Sales Agents & Buyers
([バイヤーの視点:あなたならこの作品を買い付けますか?]作品冒頭3分間のティーザー診断 ショーケース・セッション)等
支援した3名は、連日のワークショップに加え、カンヌ国際映画祭の併設マーケット(Marché du Film)のイベントや、ネットワーキング・パーティーにも精力的に参加しました。
今回の参加をきっかけとして、将来的な国際映画祭への出品といった具体的な成果へと繋がることを期待しています。
参加者アンケート(抜粋)
- 今回のプログラムを通じて、映画祭、マーケット、企画開発ラボ、ディストリビューター、エージェントなど、これまで断片的にしか理解していなかった国際的な映画製作・流通のエコシステムを、実際にその現場で働く人々の視点から学ぶことができた。(中略)また、普段会えないような人ともたくさん知り合うことができたのも非常に大きかった。カンヌに出品された映画の関係者の方、これから共同制作作品を開発されるプロデューサーや監督の方、および映画祭のプログラマーやディストリビューターの方、さらには同世代で同じようにカンヌに来ている若い映画製作者など、本当にたくさんの人と交流する機会があり、多大な刺激をいただいた。
- 今回の研修に参加させていただき、今までぼんやりとしていた「どう映画を撮り続けるのか・商業映画の世界にどう繋がっていくのか」という道筋の輪郭が見えてきた点が大きな学びとなりました。(中略)ワークショップを通して改めてプロデューサーと知り合うことの重要性を感じ、それによって「映画祭で誰かと知り合うこと」の意義が様々な媒体で語られている理由が理解できました。
- 世界中の映画人との出会い、プロジェクトの発表、映画産業についての学びなど、非常に多くの経験を得ることができた。特にVIPOのサポートによって、映画祭プログラマー、プロデューサー、配給会社、映画祭関係者など、普段は出会うことのできない人々と交流することができたことは大きな財産である。
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問い合わせ先
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
事業企画部
Email: creatorfund_secretariat@vipo.or.jp
※メールでお問合せいただく際には件名に「カンヌ Cinema du Demain 研修」と明記してください。