2026.03.24 募集情報
【参加者募集】海外短編製作ワークショップ ポーランド映画学校・ワイダスクールと共同WS「DREAMS 2026」

アンジェイ・ワイダ監督生誕100周年記念
ワイダスクール・VIPO共同ワークショップ「DREAMS 2026」開催!
長編映画の実績がある映画監督3名を公募

ー僕がポーランドでの学びを通して得たのは、技術以上に、新しい視点と価値観の広がりでした(石川 慶監督コメントより)


VIPO(ヴィーポ)では、グローバルに活躍できる映画分野の人材育成を目的に、アンジェイ・ワイダ監督生誕100周年を記念したワークショップ「DREAMS 2026」をポーランド・ワルシャワにあるワイダスクールと共同で開催します。
 
本事業は「Film Nexus – PRO」で展開されるプログラムの1つとして、日本国内で一定の実績があり、国際共同製作などの海外展開に関心のあるクリエイターの方を対象に、文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金」 (通称:クリエイター支援基金)を活用した事業の一環で実施しています。
 
ワイダスクール(Wajda School)は、ポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダのイニシアチブで設立された映画学校です。「脚本からスクリーンまで」という実践的な教育アプローチで、受講生は国際的に著名な映画製作者による指導の下、自身の企画したプロジェクトを実際に制作へと進めます。同校卒業生の作品はカンヌやベルリンなどの世界的な映画祭で多数上映・受賞しており、単なる教育機関ではなく、高い制作実績を持つプロフェッショナルな制作スタジオの役割も担っており、中堅映画監督育成のための共同ワークショップを開催する最適なパートナーです。
 
開催にあたり、石川慶さん(映画監督)からコメントも届いております。
 

僕がポーランドでの学びを通して得たのは、技術以上に、新しい視点と価値観の広がりでした。
海外のフィルムメイカーと現場で共に映画をつくる経験は、これから世界を目指すみなさんの大きな武器になるはずです。
この挑戦が、みなさんの新しい映画言語へとつながることを願っています。

 
つきましては、本募集要項の通り、育成対象者を公募いたします。
 

1.プログラム概要

ポーランド・ワルシャワにあるワイダスクールとVIPOの共同ワークショップです。
次代を担う中堅クリエイター等の人材育成を目的に、2026年のアンジェイ・ワイダ監督生誕100周年を記念して開催します。ワイダ監督は、ポーランドと日本の架け橋となることに尽力し、1987年、彼は稲盛財団より京都賞を授与され、その賞金を投じてポーランドのクラクフに「日本美術・技術博物館 Manggha」を設立しました。
 
参加者は、日本とポーランドからそれぞれ3名ずつ選出された、計6名の映画監督です。
 
日本の監督はアンジェイ・ワイダ監督の映画『灰とダイヤモンド』から、ポーランドの監督は黒澤 明監督の映画『夢』から、自ら選び、書き換え、再解釈したシーンの構築と撮影に共同で取り組み、両国の監督が両国を代表する作品を題材に扱うことで、異文化間の対話の促進を目指します。
 


アンジェイ・ワイダと黒澤 明、『夢』のストーリーボードを前に。
写真:Krystyna Zachwatowicz-Wajda 提供:ワイダスクール

 


『夢』 デジタル配信中
権利元:ワーナー ブラザース ジャパン
ブルーレイ&DVD発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング
© 1990 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 
【スケジュール】※予定は変更となる可能性があります。
2026年6月(オンライン):グループでの脚本分析と撮影準備。
・脚本のブラッシュアップとロケ地の選定
・キャスティングディレクター、セットデザイナーとの打合せ
・キャスティングおよび各部署との連携計画の策定
・6月29日、30日を予定
 
2026年9月(ワルシャワ):現役指導陣の監修のもと、9日間の撮影セッション。
・ポーランドのプロの俳優および撮影監督とのリハーサル
・5~8分のシーンの撮影(1日)と編集(1日)
・美術、小道具、録音など、各部のプロフェッショナルによる制作支援
・完成作品の試写とアンジェイ・ワイダ、黒澤 明に関するディスカッションへの参加
・9月12日~20日を予定
 
2026年10~12月(東京): 共同制作のプロセスを総括するクロージング・セッション。
実習での成果分析や経験共有を行うとともに、次世代を担うポーランド・日本両国の若手映画人の視点でのディスカッションを実施。10~12月のどこか2日間を予定。
 

講師紹介

ヴォイチェフ・マルチェフスキ (WOJCIECH MARCZEWSKI)
監督・脚本家。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。ポーランド映画祭(グダニスク、グディニャ)にて金獅子賞・銀獅子賞受賞。「国家文化への傑出した貢献と芸術的創造における業績」に対し、ポーランド復興勲章将校十字勲章を授与される。 ロンドン国立映画テレビ学校(NFTS)の演出学科長などを歴任。ワイダ・スクール財団の共同設立者兼プログラム・ディレクター。 代表作に『Weiser』『Escape from the ‘Liberty’ Cinema(検閲官)』『Shivers(戦慄)』など。

 

デニヤル・ハサノヴィッチ (DENIJAL HASANOVIĆ)
ボスニア出身の映画監督、脚本家、指導者。ウッチ映画大学で修士号取得。 卒業制作『The Letter』は第52回ベルリン国際映画祭でプレミア上映され、ブリュッセルにて最優秀欧州フィクション賞を受賞。脚本家としても『Retrieval(回収)』(カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員特別賞)などに携わる。2007年よりワイダ・スクールの国際トレーニングプログラム「Ekran+」の講師を務める。

 
【参加費用】
ワークショップの受講料は無料です。また、ワークショップ参加にかかる下記の費用を支給します。

  • 渡航往復の航空賃(エコノミークラスの実費)
  • 現地宿泊費
    ※いずれも事務局にて手配予定

下記の費用含めその他の費用については、ご自身でご負担ください。

  • 渡航期間の海外旅行保険(必須)
    ※その他詳細については、別途協議の上、決定します。

 

2.募集と選考について

【採択者数】
3名
 
【応募資格】
次の①~⑤のすべてに該当する者

①日本国籍又は日本の永住資格を有する映画監督
②長編映画監督の実績が3~5本程度であること
③国内で長編映画の監督実績があり、自身のキャリアを国際的なステージへと進めたいという意欲のある方
④英語でコミュニケーションが可能で、英語での講義等を理解し、発言・質問等ができる方
※日本語通訳はありません
⑤本プログラムの全日程に必ず参加できる方

 
【選考スケジュール】
公募期間:2026年3月24日(火)~4月30(木)正午
参加者決定:2026年5月下旬~6月上旬頃を予定
 
【選考方法】

①一次選考(書類審査)
選考委員による厳正な書類審査を行い、二次審査に進む応募者を選定いたします。全応募者に2026年5月中に合否結果をお知らせいたします。
②二次選考(英語書類審査、オンライン面接)
一次書類審査を通過した応募者に、選考委員会による面接及び審査を行います。面接の詳細は、別途事務局から対象者にご連絡いたします。
※ 原則として、選考の経過および内容に関する問合せはお受けできませんので、予めご承知おきください。

 

3.応募書類について

【応募方法】
以下のリンクにアクセスし、必要事項(応募動機、プロフィール、フィルモグラフィー等)を日本語及び英語で記入し、下記の提出書類等を提出の上、ご応募ください。
応募フォームリンク:https://forms.gle/6dEzGeiiJw8TYdHEA
応募期限:2026年4月30日(木)まで
 
【提出書類(全6点)】
※①は日本語・英語の両バージョンを作成すること
※②、③、④は全て英語で作成すること

 

①アンジェイ・ワイダ監督の映画『灰とダイヤモンド』からシーンを選び、再解釈し、書き直したオリジナル脚本(5~8分程度のシーン)【日本語版および英語版の両方を提出すること】
※本プログラムへの応募を目的とするに限り、『灰とダイヤモンド』の視聴リンクを提供します。ご希望の方は、こちらのフォームからお申込み下さい:https://forms.gle/m6goF5qr1etYzub18
②企画概要(企画意図など)【英語】
③ご自身のプロフィール、フィルモグラフィー、職歴等(CV)
⇒以上①と②をひとつの PDF にまとめて任意のファイル共有サービス(Google drive, Box, Dropboxなど)にアップロードし、共有リンクを記入してください。
④クリエイティブステートメント映像(本プログラムへの参加動機や目標、企画内容について英語で3分程度)
⑤参考映像(ご自身が監督した過去作品を2~3作品まで;英語字幕のある作品があれば、優先的に共有下さい。)
⇒③、④について、それぞれ任意の動画配信サービス(YouTube、Vimeoなど)又はファイル共有サービス(Google drive, Dox, Dropboxなど)にアップロードし、共有リンクを応募フォームに記入してください。
⑥個人情報取扱同意書
下記リンクから同意書をダウンロードし、日付と署名を記入頂いたPDFを任意のファイル共有サービス(Google drive, Box, Dropboxなど)にアップロードし、共有リンクを記入してください。
 
同意書のダウンロードリンク(PDF)
※審査期間中にリンク切れやアクセス権限不足で確認できないケースが増えています。ファイル共有サービスの設定は、「審査終了(4月末)まで閲覧権限を維持」し、「リンクを知っている全員が閲覧可」に設定してください。

 
【応募に関する注意事項】

  • 郵送でのご応募は受付しておりません。
  • 応募受付を完了した応募者には、事務局よりメールにて申込受理のご連絡をいたします。
  • 登録や提出の内容に不備がある場合、受理することができませんのでご注意ください。
  • 提出資料の返却はいたしません。
  • 原則として選考の経過および内容に関する問合せはお受けできません。

 
【その他の留意事項】
以下内容に同意の上でご応募ください。

  • 本プログラムの全日程に必ず参加できること。
  • 本要綱に記載の事務局が負担する費用以外は、自己負担すること。
  • 本プログラムへの参加が決定した場合、氏名等が VIPO のホームページ等で公表されること。
  • 本プログラムの各節目にアンケートへの回答をお願いします。アンケートの内容は、ウェブサイト等を通じて、抜粋し公開させて頂くことがあります。
  • 本プログラム終了後は、報告書を事務局に提出して頂きます。本プログラムで学んだことや、本プログラムを通じて制作された企画書や脚本、その他の進捗についても合わせて提出して頂き、成果報告を行って頂きます。提出された報告書の内容は、ウェブサイト等を通じて、抜粋し公開させて頂くことがあります。そのため、ウェブサイト等での公表に係る報告書の著作権の使用については、予めご了承ください。
  • 振興会や文化庁(またはその委託先)が、事業全体の広報を目的に、プログラム実施の様子を撮影・録画・録音することがあります。その内容を使用および掲載することがあるため、ご了承下さい。
  • 正当な理由なく決められたプログラムに参加しない場合や、事務局の指示に従わない場合等は、育成対象者の決定を取り消すことがあります。

 

4.FAQ(よくある質問)

Q1: 保険は自分で入る必要がありますか?
A: 海外旅行保険についてはご自身で必ずご加入をお願いします。

 

Q2: ビザを取得する必要はありますか?
A: 本研修では取得する必要はありません。

 

Q3: 自主映画も長編映画監督の実績に入りますか?
A: 実績本数は目安であり、厳密な数値のみで審査するものではありません。また、商業映画か自主映画かという区分も問いません。 本プログラムは、映画制作の基礎を学ぶ場ではなく、すでに一定の経験と実績を持つクリエイターが自身のキャリアを国際的なステージへと押し上げるための「飛躍の場」として活用いただきたいと考えております。そのため、選考においては映画制作における一定の経験値と、それを裏付ける実績を総合的に判断させていただきます。

 

Q4: 英語力に不安があり、通訳に同行してもらうことは出来ますか?
A: 通訳の同行は認めません。ご自身の英語力を審査させて頂きます。

 

主催・お問い合わせ先

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
Email: creatorfund_secretariat@vipo.or.jp
※件名は必ず、「DREAMS2026/(氏名)」としてください。
 
◆助成:

文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等支援事業[育成プログラム構築・実践])
|独立行政法人日本芸術文化振興会