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2026.01.27 お知らせ・その他
【劇場公開中】〈舞台挨拶レポート〉『黒の牛』蔦監督、出演者らが登壇!京都映画企画市 パイロット映像より初の長編実現化

京都映画企画市パイロット映像より初の長編実現化
『黒の牛』(蔦 哲一朗監督)が劇場公開中!(1/23~)
公開記念舞台挨拶にて、蔦監督「天国の坂本龍一さんに報告したい」
田中 泯 × 台湾の名優リー・カンション × 音楽 坂本龍一


VIPO(ヴィーポ)が京都府と共催している京都発オリジナル時代劇映画企画コンテスト「京都映画企画市」。多数の応募書類より選出された企画の公開プレゼンテーションを経て審査の結果選ばれた、優秀映画企画には、パイロット版映像制作の権利が付与され、東映株式会社京都撮影所もしくは株式会社松竹撮影所の協力のもと撮影が行われます。撮影終了後には、完成披露上映会を行い、その後の長編化に繋げるプロジェクトです。
 
このたび、2016年の優秀映画企画に選ばれた『黒の牛』(蔦 哲一朗監督)のパイロット版映像が初の長編実現化し、2026年1月23日(金)より遂に劇場公開がスタートしました。
 
禅に伝わる「十牛図(じゅうぎゅうず)」から着想を得た男と牛の物語。出演は、台湾の名優リー・カンション、映画『国宝』で強烈な印象を残した田中 泯、そして音楽には、生前本作の企画に賛同し参加を表明していた坂本龍一の楽曲を使用し、場所や時代を超越した世界観をさらに深く印象づけています。
 
1月24日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町では、蔦 哲一朗監督の他、台湾から駆け付けたリー・カンション、日本側キャストは田中 泯、パイロット映像から参加している須森隆文、司会進行は市山尚三プロデューサーにより公開記念舞台挨拶が開催されました。
 


左より 須森隆文、田中 泯、リー・カンション、蔦 哲一朗監督

 
 

コメント

◆蔦監督
企画から公開まで約10年という歳月がかかりました。色々な思いが込み上げて、本当に感慨深く、万感の思いです。まだ何もかたちになってなかった時に参加を表明してくれた坂本龍一さんのおかげで、この映画が完成したと思っております。天国の坂本さんにも無事に成功したと報告できたらと思います。

 
 

◆リー・カンション
東京に来るのは東京国際映画祭やフィルメックスなど映画祭が多いのですが、今回は『黒の牛』の宣伝で来られたことを本当に心から嬉しく思います。コロナ時期の撮影で、2回に分けて来日し、しばらく隔離した後で撮影に入りました。苦労は色々とありましたが、主演女優が「牛」なので(笑)この主演女優といかにコミュニケーションを取るかが、とても大切でした。僕と主演女優の間も非常にうまくいきましたし、映画も立派に完成しました。
この時代にモノクロで、しかも70ミリフィルムを使って撮影するということは、この監督は本当に勇敢だと思いました。日本の50年代のクラシック映画の巨匠たちの作品のようだと感じました。完成した映画を東京国際映画祭のスクリーンで観たのですが、1つ1つのシーンがまるで一幅の絵画のように非常に美しく感動しました。自分のもう1つの代表作ができたと思いました。

 
 

◆田中 泯
撮影はきついし大変でしたが楽しかったです。リーさんについて、無言の会話をこんなにも楽しめる相手を、久しぶりに見つけたので、とても喜んでいます。
蔦監督は、言葉で説明できることを台本に書くような監督ではないです。映画をご覧になったみなさんは感じていただけたと思いますが、話すことは1つもないのです。僕はそれで良いと思っています。感じたことを言葉にするとなくなっていきそうな気がするからです。このような映画もあるということを、しっかりと伝えていただければと思います。

 
 

◆須森隆文
本作がまだ形になる前、9年位前から関わっていて、今日という日を迎えられて幸せです。(パイロット映像の主演から今回の長編にも出演)常にどこか頭の片隅に『黒の牛』の存在があって、無事に出来上がってほしい、無事にお客さんに観てもらいたいと思っていました。今日、このような満席でお客様に観て頂いて・・・本当に自分にとってこの映画は特別で、参加できたことを誇りに思っております。

 
 
また、24日(土)は、ヒューマントラストシネマ有楽町のほか新宿ケイズシネマ、25日(日)には横浜シネマリン、新宿ケイズシネマと2日間で連続して舞台挨拶が行われました。
 
1月31日(土)には、京都シネマにて14:10の回に蔦監督と映画制作に協力した松山大耕氏(妙⼼寺退蔵院 副住職)による舞台挨拶が決定しました。
詳しくはこちら
 
完成まで8年を要した壮大なスケールで送る映像詩は、全編フィルムで撮影し、長編劇映画の撮影としては日本初となる70mmフィルムも⼀部で使用。日本・台湾・アメリカの3か国が手を携えた国際共同製作であり、監督の故郷・徳島県三好市をはじめとする四国各地、さらにコロナ禍の台湾でも撮影が行われました。
 
2024年、「第37回東京国際映画祭」〈アジアの未来〉部門にてプレミア上映された後、2025年、「第49回香港国際映画祭」で最高賞の〈Firebird Award〉を受賞しています。是非、この機会に、圧倒的映像美で誘う内なる宇宙と森羅万象をめぐる旅を、ご自身の目でご覧ください。
 

『黒の牛』1月23日(金)より下記、劇場にて全国順次公開中!

チケット情報・詳細は各劇場サイトにてご確認ください。
公開劇場/首都圏:ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿K’s cinemaほか
関西:京都シネマ、テアトル梅田(1/30~)、シネマ神戸(1/31~)ほか
ほか全国順次公開
>>詳細はこちら

 
 

作品情報

『黒の牛』(京都映画企画市2016優秀映画企画パイロット映像より初長編化)

キャスト リー・カンション、田中 泯、牛(ふくよ) ほか
監督 蔦 哲一朗
脚本 蔦 哲一朗、久保寺晃一、上田眞之、熊野桂太
美術 部谷京子
音楽 坂本龍一
配給 ALFAZBET、ニコニコフィルム、ムーリンプロダクション
2024年製作/114分/日本・台湾・アメリカ合作
©NIKO NIKO FILM / MOOLIN FILMS / CINEMA INUTILE / CINERIC CREATIVE / FOURIER FILMS

※東京都墨田区にある牛嶋神社では、2月28日まで、「黒の牛 特別展欄」として、劇場版とは上映尺と編集が異なるメディアアート版が常設上映されております。是非この機会にご覧ください。
https://alfazbetmovie.com/kuronoushi/installation/
 

京都映画企画市

映画・映像制作者(監督、プロデューサー等)を対象とした企画コンテスト。時代劇の拠点としての京都の優位性を生かし、映画・映像クリエイターが世に出ていく仕組みを構築することを目的として実施しています。「日本で唯一、メジャースタジオで自分の作品企画を映像化できるコンテスト」として、映画・映像制作者のみなさまの企画実現に向けたきっかけづくりや第一歩をサポートしてまいります。
https://www.vipo.or.jp/project/kyotofilmpitching/

 

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特定非営利活動法人映像産業振興機構[VIPO]内
京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching- 事務局
Email:kyoto.office@vipo.or.jp