VIPO(ヴィーポ)では、2025年10月6日(月)・7日(火)の2日間にわたり、オリジナル映画企画案から、よりよい脚本制作を目指す「映画の企画脚本講座」を実施しました。映像関係の脚本家、監督、およびその志望者らの12名が参加し、脚本家・加藤正人氏(映画『クライマーズ・ハイ』、『凪待ち』)による受講者一人ひとりへの講評と、「モチーフと発想法」、「テーマとログライン」の座学を行いました。

講座の様子/脚本家・加藤正人氏
本講座では、受講者が温めているオリジナル企画を映画としてどのように具現化させていくかについて、講師が実体験に基づき、シナリオ創作に関するレクチャーを交えながら各受講者にアドバイスしました。また受講者同士によるフィードバックも行いました。
開催概要
| 2日間の主なカリキュラム |
- 「モチーフと発想法」「テーマとログライン」の座学
- 参加者12名の企画案の発表・講評・ブラッシュアップ、合評会
- 質疑応答、懇親会
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| 日程 |
- 10月6日 10:00~17:00(9:40受付)
- 10月7日 10:00~17:00(9:40受付)
適宜休憩あり
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| 参加費 |
20,000円(税込) |
講座終了後アンケートから受講者の声
- 「企画案の具体的な発想方法や、基本の考え方を、豊富な具体例とともに学ぶことができた」
- 「自分の企画、シナリオ作成について、技術的な指導を具体的に教わることができた」
- 「企画発想についての基本的な部分を知ることが出来た。またこれまではイメージで行なっていた発想方法を言語化出来るようになったと思う。」
- 「加藤講師のモチーフに対する理解、発想法は、脚本の指南書を読んで学べる内容とは違い、ご自身の執筆経験に裏付けされた生きた知識であり、ご本人からお話を聞けたことが何よりも有益だった。」
講師プロフィール
脚本家・加藤正人氏(日本シナリオ作家協会理事)
主な作品:『雪に願うこと』(2006、第18回[2005年]東京国際映画祭 東京サクラグランプリ)、『クライマーズ・ハイ』(2008、第32回日本アカデミー賞優秀脚本賞)、『孤高のメス』(2010、第34回日本アカデミー賞優秀脚本賞)、『天地明察』(2012)、 『だいじょうぶ3組』(2013)、『ふしぎな岬の物語』(2014、第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(2016)、「火花」(2016 Netflix、第54回ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞)、『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)、『凪待ち』(2019)、『破戒』(2022)、『愛のこむらがえり』(2023)、『Gメン』(2023)、『碁盤斬り』(2024)
主催
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
お問い合わせ
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
担当:本間・木元・佐藤
Tel:03-3543-7531 E-mail:seminar@vipo.or.jp