VIPOは、経済産業省令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援)(JLOX+)」の一環として、アジア最大級のコンテンツマーケットAsia TV Forum & Market (ATF)にて行われた「ATF×TTB Animation Lab & Pitch 2024」(2024年12月3~6日)へ企画を推薦、日本代表としてMimoidが参加しました。本プログラムでは、ATFとTies That Bind(TTB *)が協力し、Asia TV Forum & Market(ATF)にて、ファイナリストに選ばれたアジアとヨーロッパのアニメーション8企画によるピッチセッションを開催しました。
*Ties That Bind(TTB)は、ヨーロッパの団体EAVE(European Audiovisual Entrepreneurs)がヨーロッパとアジアによる国際共同製作を目指す映画製作者のために実施しているワークショップです。
今回が2回目の開催となった「ATF×TTB Animation Lab & Pitch 2024」には、ヨーロッパから4企画、アジアから4企画のアニメーション企画が参加。各企画のプロデューサーや監督である参加者は、会期1ヶ月前の10月末と11月に全4回の事前オンライントレーニングでピッチングの手法や国際共同製作等に関して学び、ピッチに向けた準備を進めました。また、現地でもATFの会期前日に国際共同製作のケーススタディーやセールスエージェントについて等、様々なテーマに沿ったラボ(トレーニング)が丸一日かけて実施されました。このラボはSingapore International Film Festivalの協力で映画祭イベントの会場のひとつであるLASALLE College of the Artsの一室で実施され、参加者は同会場で行われた映画祭のネットワーキングイベントにも参加しました。


本番のピッチセッションは12月5日(木)に実施され、日本代表のmimoidの“Kanzan and Jittoku”を含め8企画がピッチを行いました。各国から集まった参加者は、ラボで学んだスキルも活かし、それぞれの企画の魅力をアピールするユニークなピッチングを実施しました。
各国から集まった8企画の参加者は、ピッチセッションの後に、プレマッチング商談および各々がアポを取った商談を実施。オンラインと現地でのラボを通して国際共同製作のノウハウを学んだだけでなく、さまざまな交流を通して、将来の国際共同製作につながる機会となりました。
ATFxTTB Animation Lab & Pitchへの参加は、プロジェクトのピッチを洗練させ、国際的なレベルに押し上げる機会となりました。今後の行動に結びつく、価値の高いフィードバックをもらうことができ、私たちの映画を、出資・協力する上で魅力的な作品に見せていくためのアドバイスをもらうことができました。自分たちのプロジェクトに自信を持つことができ、世界のさまざまな地域の人々が楽しみにしてくれるような作品にできる可能性を感じました。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル展開事業部
担当:風岡
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