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2022.06.14 事業報告
福井健策弁護士コンテンツ法律セミナー「2時間で俯瞰する、メタバースの法律問題」実施報告

 VIPO(ヴィーポ)は、2022年5月20日(木)、福井健策弁護士コンテンツ法律セミナー「2時間で俯瞰する、メタバースの法律問題」を開催いたしました。
 
 福井弁護士による法律セミナーでは、エンターテインメント業界において、今知りたいテーマを毎回取り上げており、今回で13回目を迎えました。コンテンツ業界をはじめ総勢106名の方にご参加いただきました。
 

 
 メタバース上でのビジネス展開は、アイデア次第では、企業にとって大きなビジネスチャンスとなり得ます。またメタバースの性質として、越境性が高く急速に膨張している仮想空間ですので、現実世界とは異なるルールが必要になる場面が想定されますが、法制度や契約実務は、まだまだ整備が進んでおらず、メタバースごとの規約とアーキテクチャ(しくみ)に依存しているのが実情です。
 
 本講座ではメタバースの実用例の紹介から権利問題、その他の法律問題を広く学びました。メタバースが我われの幸福を増大させる場所として育てていくためにはどうすればよいのか?個々人ができることは、その「社会のしくみ」を知り、規約を理解すること。そしてまずはデジタル世界に参入しながら考え、アクションしていくことでしょう。
 

受講者の声

「実例が多く、法律問題がよく整理されてわかりやすかった」
「具体的なビジネス事情が示され実務向きな内容だった」
「概論で終わらず、具体的な考察まで踏み込んだ点がよかった」
「メタバースの法的課題について検討のプロセスを理解することができました」
など、多くのご感想をいただきました。
 

開催概要

日時 2022年5月20日(木)15:00~17:00
会場 オンライン
参加費(税込) VIPO会員:4,000円、一般:6,000円
主催 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)

 

福井健策 氏
弁護士(日本・ニューヨーク州)、日本大学藝術学部・神戸大学大学院・iU客員教授
1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在骨董通り法律事務所 代表パートナー。著書に『著作権とは何か』『誰が「知」を独占するのか』(集英社新書)、『「ネットの自由」vs. 著作権』(光文社新書)、『エンタテインメント法実務』(編著、弘文堂)ほか。文化庁、デジタルアーカイブ学会、エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワークなど委員・理事を務める。

 

お問い合わせ先

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部 担当:木元
Tel:03-3543-7531 E-mail:seminar@vipo.or.jp