早稲田大学

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早稲田大学の映像系人材育成の考え方

  • 映像コンテンツ分野において、高い国際競争力を持つクリエイター・技術者・プロデューサーを三位一体で育成するための「学部・大学院連携新教育システム」を構築する。
  • 基礎教育は、全学共通教育組織のオープン教育センターを中心として、文学部(演劇映像専修)、理工学部、川口芸術学校など、文理を問わず全学部生、全大学院生を対象に基礎教育を行い、その中から意欲ある人材に、より高度な専門教育を実施することによって、文理相互の能力と高い実践力を兼ね備えた人材を安定的に育成する。
  • 高度な専門教育は、大学院国際情報通信研究科が実践に重点を置いて行う。最先端の情報通信を研究する分野、音響・映像・マルチメディアコンテンツの創造・流通を研究する分野、産業・金融・社会環境・知的財産を研究する分野の3分野を擁し、それぞれが補完しあいながら高めあう教育システムとなっている。

本庄キャンパスに隣接するNICTの最先端デジタル技術と機器を最大限に活用しつつ、産業界・海外の大学との強力な連携を通じて、最先端デジタル技術に対応できることを常に念頭に置きながら、アナログ的発想を兼ね備えた人材を育成する。

代表的な3つの科目

『マスターズ・オブ・シネマ』

マスターズ・オブ・シネマ 山田洋次監督

基礎教育として、オープン教育センターに設置された科目。全学部生、全大学院生が受講できる。
山田洋次監督、大林宣彦監督、俳優・奥田瑛二、小栗康平監督、是枝裕和監督、行定勲監督、木村威夫美術監督、久石譲音楽監督、塩田明彦監督など映画界を背負うオピニオンリーダーが週替わりで講師を務める。

『プロデューサー特論』

プロデューサー特論

基礎教育として、国際情報通信研究科に設置された科目。全学部生、全大学院生が受講できる。
濱名一哉(『世界の中心で、愛をさけぶ』)、佐々木史朗(『ナビイの恋』)、一瀬隆重(『呪怨』)、久保雅一(ポケットモンスターシリーズ)、市川南(『いま、会いにいきます』、スタジオジブリ作品宣伝)、久保田修(『黄泉がえり』)、平野直樹(著作権)、小谷靖(ファイナンス)、曽利文彦(『ピンポン』、デジタルシネマ)、辻本珠子(『あずみ』『下妻物語』マーチャンダイズ)など、ヒット作を輩出した企画、ファイナンス、制作、法務、宣伝、マーチャンダイズに携わるプロデューサーたちが、実際のマネージメントについて、週替わりで 講義。

『特殊映像合成理論』

専門教育として、国際情報通信研究科に設置された科目。同研究科の大学院生が受講できる。曽利文彦氏(『タイタニック』VFX、『ピンポン』監督ほか)、井田(保坂)久美子氏(『グッドラック』『いま、会いにゆきます』ほか)による、インフェルノを使用しての合成理論とオペレーション集中講座。

産業界との連携

  • ぴあとの連携による、クリエイターの輩出“ぴあフィルムフェスティバル”などでクリエイター人材発掘に実績のある“ぴあ”と連携し、次代を担うに足る潜在能力を秘めた若いクリエイターを発掘・育成する。才能あるクリエイターに新たにデジタルテクノロジーを教育し、新しい可能性を生み出す。
  • 東宝との連携による、新しい制作手法の研究東宝と連携し、東宝砧スタジオと早稲田本庄キャンパスとを光通信回線で結び、東宝スタジオでデジタル撮影した素材データを非圧縮で本庄のNICTに伝送、合成・編集を行う。
  • TBSとの連携による、新しい制作手法の研究
    TBSとの連携による、新しい制作手法の研究TBSと協力して、モーションコントロールカメラデータとCGデータを組み合わせ、ロケ場所において、カメラワークに連動する簡易合成映像を見ながら撮影できる環境を創出する実験を始めている。
  • 商業映画の制作に利用される本庄キャンパス
    商業映画の制作に利用される本庄キャンパス本庄キャンパス・NICT(情報通信研究機構)において、インフェルノ、ファイア、モーションコントロールカメラなどを使用して、商業映像の制作が行われている。学生に生のデジタル制作を学ばせる機会となっている。『スパイ・ゾルゲ』『ローレライ』『理由』『真夜中の弥次さん喜多さん』『戦国自衛隊1549』など。
  • 映像産業振興機構・映職連などとの連携によるインターンシップ制度の活用学生を映画制作現場に送り込み、映画制作を体験学習させるインターンシップを、映像産業振興機構、映職連などの協力を得ながら推進する。

海外著名大学との提携

チェン・カイコウ、チャン・イーモウなど中国の代表的な映画監督を輩出した中国唯一の国立映画学校・北京電曵学院と、学生・教員の交換、共同制作、カリキュラム提携、共同研究、お互いの研究室の設置などの提携を図っている。

地域住民と共同して行う短編映像作品制作

かめ

地域住民と学生が中心となって、コンテンツのプロデュース(企画・制作・宣伝・上映・二次利用)を行う。制作メディアは、情報量とクォリティーを重視し、ハイビジョンで制作。撮影、録音などの技術スタッフにはプロを招き、そのノウハウを学ぶ。また、出来る限り、シネウェーブ、インフェルノなどの先端デジタル機器を制作に使用。完成したプログラムを多様なメディアにて上映、配信する。コンテンツのプロデュースノウハウを地域産業発展に生かす。 2004年度には、短篇作品「かめ」を製作。横浜国際映像祭、ケルン・シネアジア国際映画祭に招待。BS-iで放送。早稲田松竹にて公開された。